ワムシ

2019年10月27日 (日)

琵琶湖のワムシ:2019年8月

琵琶湖に隣接した池で採取したワムシです。
小さいとはいえ0.1mm以上あるので、
もしかしたら肉眼でも見えるかもしれないですね。

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全体の形状はチビワムシ科(Colurellidae)に似ているものの、
尾部先端の二股に分かれた“趾”の部分が短いことが気になっています。

図鑑の“図”は線画なので、
写真との比較が難しいですね。

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1000倍で撮影した画像です。
左側の写真は頭部、右側の写真は尾部です。
尾部が短いことも特徴かもしれません。

2019年10月12日 (土)

ワムシ:井の頭公園 2019年7月

ワムシの写真を初めて撮りました。
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ワムシは輪形動物と呼ばれる微小な生物で、
消化器系や神経系、排出系を備えた動物としては最小クラス・・・、
という基本知識以外は殆ど知らないです。

とはいえ、生態系においてはワムシは無視できない存在です。
微生物やデトリタスを食べて小魚に食べられるので、
有機汚濁を浄化する働きがあります。
ミジンコよりも小さいものが多いですし、
稚魚にとっての重要な餌なのは間違いありません。

なのですが、動きが速いので撮影は難しいです。
露出時間40msecでぎりぎりです。
苦手意識を持ったまま放置していたのですが、
令和の時代は動きの速い動物プランクトンにもチャレンジしましょう。

さて、写真のヒルガタワムシ綱(Bdelloidea)に似ています。
ただ、一般的なヒルガタワムシ属(Rotaria)よりも太く短いことが特徴です。
そもそもヒルガタワムシ綱でもないかも知れません。
これから勉強します。
まずは知識を増やしつつ、ワムシを見る目を作らないといけないですね。

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上の写真は少しずつ焦点を変えながら撮影した画像です。
右側が頭部で繊毛冠(Corona)があります。
繊毛が高速で動いて水流を作りデトリタスを口に運びます。
繊毛の動きがあまりにも早いので静止画で撮るのは難しいです。
左側の細長い部分は尾部で先端に二本の指があります。

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こちらは胴部、頭部と尾部の間の太い部分の拡大画像です。
右側の画像は体表面、左側の画像は内部です。
一対の赤い点状の構造がありますが、これは眼点と思われます。
眼点の左側には咀嚼器と思われる構造があります。

ここの部分をトリミングして拡大してみます。
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縞模様のある構造があります。
咀嚼器には石灰質の咀嚼板があるそうなので、
これかもしれません。
縞模様の間隔は1μm未満ですね。
繊細な構造です。
これでデトリタスを咀嚼しているのでしょうか。

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よく観察していると繊毛冠は時々、動きを止めて体内に収納されます。
上の写真は繊毛冠が収納された状態です。
矢印の部分に触手状の構造があります。
この構造が何なのか良くわからないのですが、触手っぽいですね。

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この個体は繊毛冠を収納したままでした。
生きているようですが元気がないみたいですね。
眼点もなんだか悲しそうです。
じっとしているときはアオミドロに付着しているようです。

今回のワムシは井之頭公園で採取しました。
次回は琵琶湖のワムシの予定です。