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北海道サンプリング

2016年12月11日 (日)

クリスマスカラーのダニ

クリスマスも近くなってきたので、
今回はクリスマスカラーのダニを紹介します。

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このダニは、イソダニ科のワダツミダニ属
(Litarachna sp.)と思われます。
日本海岸動物図鑑[II]によれば、
「沿岸底を中心に生息する特異な海産の1科」
とのことで、海中に生息する変わったダニです。

採取地は北海道の積丹半島で、
海岸の海藻に付着していたものを採取しました。
海藻をプラスチック容器に入れて、
バシャバシャすると、ヨコエビやワレカラ、カイアシが
などの微小甲殻類が採取できるのですが、
そこに混じってワダツミダニも採取できました。

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こちらも同時に採取したワダツミダニですが、
少し小型で色も薄いです。

日本海岸動物図鑑[II]によれば、
成虫は補食性、幼生は海産無脊椎動物に寄生すると
考えられているものの、まだまだ不明のことが多いそうです。

ただ、人には害がなさそうですね。

2016年9月24日 (土)

北海道の甲殻類

北海道に行ってきましたcancer
家族旅行が目的だったのですが、
隙を見て海岸生物のサンプリングも行いました。

オホーツクの砂浜を掘ったらアミがいました。
アミは夜間のネットサンプリングで採取できますが、
昼間は砂の中にいたんですねえ。

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こちらは尾節です。

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なぜか雌しか採取できなかったのですが、
尾節の形はArchaeomysis属に似ています。
オホーツク沿岸にはA. ochotensisが分布するそうです。

石狩の海岸では大きなハマトビムシを採取しました。
2cmくらいありそうです。
第2触覚の鞭部が長いのでホソハマトビムシと思います。

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ホソハマトビムシ


こちらは夜間のネットサンプリングで採取したアゴナガヨコエビです。
アゴナガヨコエビは生きているときは透明で綺麗ですが、
死ぬと白色不透明になってしまいます。

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アゴナガヨコエビ

今回のサンプリング(本来は旅行)では
新鮮な状態で試料を持ち帰ることが大変でした。
ヨコエビやアミは保存状態が悪いと脚や触角が脱落するので
種の同定ができなくなってしまいます。
いつものサンプリングでは試料を保冷バックで冷やすのですが、
今回はコンビニで氷を買って冷却を維持しました。
さらに天然の海水は腐敗しやすいので、
大きなヨコエビは人工海水にいれました。
人工海水もそれなりに効果があったみたいです。

他にも多数の試料を採取したのですが、
データ整理ができたら徐々に公開したいと思います。