フォト
無料ブログはココログ

日記・コラム・つぶやき

2018年4月10日 (火)

モンストリラについての問い合わせの返信

メールでモンストリラの問い合わせを頂いたのですが、
メールで返信してもエラーが起きてしまうのでブログで回答します。
電話は苦手なものですみません。

---------------------------------------------------------------
モンストリラを昼間に採取した経験は2例しかないので、
基本的には夜行性と思われます。
経験上、日が落ちてから2~3時間程度の間に採取できることが多いです。
懐中電灯で海面を照らし、集まってきた夜行性プランクトンを採取すると
モンストリラも入っています。

潮の満ち引きにはあまり関係がないようです。
宮城県から神奈川県までの太平洋沿岸で採取に成功しています。
新潟県では数回サンプリングを行っていますが採取できていません。
ただし、北海道の日本海側の岩内では見つかっています。
神奈川以西、新潟県以西では採取自体を行っていないので不明です。
季節性はあまり感じられません。
直近では、先月、伊豆大島の波浮港で採取しました。

地味な体色のモンストリラは太平洋沿岸に広く見られますが、
緑色や黄色の派手な色の種は神奈川県三浦市城ケ島や、
千葉県房総半島南房総市など黒潮沿岸域で見つかりました。

プランクトンネットに入ってくる頻度は多いものの、
個体数はあまり多くありません。
少なくともプランクトンネットは必須と思います。
外洋に面した港湾での採取が多いです。

夜間の磯は危険があるので、磯では採取していません。
---------------------------------------------------------------

2

2018年2月26日 (月)

アメーバ

データ整理をしていたら
アメーバの写真がありました。
Photo


ねこのしっぽラボでは、これまでに
微細藻類、珪藻、珪藻化石、甲殻類、土壌生物などの
画像カタログを作ってきましたが、
いつかは動物プランクトンもやらないとですね。

短時間露出で動きの速い旋毛虫でも
対応できるシステムがあると良いかな。

2018年2月18日 (日)

クマムシ(緩歩動物門)を見つけました。

_12_2

アパートの中庭からクマムシ(緩歩動物門)を見つけました。
クマムシの採取方法は簡単で、
コケを水に入れてピンセットでほぐしていくと見つかります。
水道水のカルキが強いと死んでしまうかもしれないので、
くみ置きの水が良いかもしれません。

写真のクマムシは横から見たところで、
少しずつフォーカスを変えながら撮影しました。
大きさは0.2mmくらいなので肉眼で見るのは難しいです。
顕微鏡では4対の脚と、その先の爪も観察できます。

_22


こちらの写真は同じ場所で採取したクマムシを
上から見た画像です。
側毛と呼ばれる長い毛と、背甲板があるので、
ヨロイトゲクマムシ科であることが分かります。

背甲板の形状で属レベルの分類ができるのですが、
今回は初めてなのでヨロイクマムシ科の1種としておきます。

2017年9月10日 (日)

甲殻類と土壌生物の画像集を更新しました。

1年3ヶ月ぶりに“ねこのしっぽ 小さな生物の観察記録”を更新しました。
今回は2015年~2016年に撮影した甲殻類と土壌生物の画像を追加しました。

甲殻類の画像集は全般的に新しい画像を追加していますが、
特に鰓脚綱と軟甲綱 端脚目 ヨコエビ亜目のデータが増えています。

鰓脚綱はミジンコや、カイエビ、それにホウネンエビを追加しました。

1im160326__2_x5_2560x1920_500m_02

ミジンコ(Daphnia pulexです。
スケールは500μmです。

2im150812_1_x40_2560x1920_01_500m
オオメミジンコ(Polyphemus pediculusです。
スケールは500μmです。

3im160625__19_1_x2_2560x1920_1mm_01
トゲカイエビ(Leptestheria kawachiensisです。
スケールは1mmです。

4im160708__26_2_x1_2mm
ホウネンエビ(Branchinella kugenumaensisです。
スケールは2mmです。

ヨコエビ亜目は、ヒゲナガソコエビ科、ユンボソコエビ科、メリタヨコエビ科、
ハマトビムシ科で、属レベルで同定できた分類群が増えました。

5im160916__1_x1_2560x1920_2mm
ヒゲナガソコエビ科のヒゲナガヨコエビ属(Ampithoe sp.)です。
スケールは2mmです。
ヒゲナガソコエビ科は他にイッケヒゲナガヨコエビ属(Peramphithoe sp.)
を追加しています。

6im160814__1_x2_2560x1920_1mm
ユンボソコエビ科のブラブラソコエビ(Aoroides curvipesです。
スケールは1mmです。
ユンボソコエビ科は他にもケナガブラブラソコエビ(Aoroides longimerus)、
ニホンドロソコエビ(Grandidierella japonicaなどを追加しています。

7im160716__1_x2_2560x1920_1mm
メリタヨコエビ科のメリタヨコエビ属(Melita sp.1)です。
スケールは1mmです。
ヤシャヒメヨコエビ属(Abludomelitaも追加しています。

8160502_42901__18_x1_2560x1920_2mm
ハマトビムシ科のニッポンスナハマトビムシ(Talorchestia nipponensisです。
スケールは2mmです。
ヒメハマトビムシ(Platorchestia platensis)、
ニホンヒメハマトビムシ(Platorchestia pachypus)、
ホソハマトビムシ(Paciforchestia sp.)も追加しています。

甲殻類の画像集では他にもアミやカイミジンコの解剖なども追加しています。

9im160814__2_x2_2560x1920_1mm
アミ目ヒペレリスロプス属(Hypererythrops sp.)です。
スケールは1mmです。

10crustacea2201010_0002

カイミジンコの解剖です。
詳細はホームページでご確認ください。

土壌生物の画像集は未だ試作段階です。
次の更新くらいで形になると思います。

今のところ、ササラダニトゲダニケダニトビムシのデータがほとんどです。
ただカニムシのデータを入れることができたのは良かったです。

11150523__1_x40_2560x1920_500m_03
カニムシの画像です。
スケールは500μmです。

画像の使用方法は今までと変わらずです。

よろしくお願いします。

2017年1月 1日 (日)

あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます。

こちらは今年の年賀状の写真です。
(はい、マニアックです。)
2016年の甲殻類たちです。

2017

一番上のブラブラソコエビ(Aoroides curvipes)は
ヨコエビのなかまです。
夜の横浜、金沢八景で八景島シーパラダイスの夜景をみながら、
ネットサンプリングを行ったものです。

第1咬脚がかっこよいですね。

2016年はヨコエビの分類の理解が進んだ年でした。
ヒゲナガヨコエビ、ハマトビムシ、ユンボソコエビの分類が進みました。
今年はハマトビムシ上科の勉強をします。

ホウネンエビ(Branchinella kugenumaensis )は、
楽天で京都産の田土を購入して飼育したものです。
ホウネンエビ、トゲカイエビ、シャジクモの写真が撮れました。
最近はネットで何でも買えますが、
水田の土まで買えるとはびっくりです。
そして、今現在、「この土、この後どうしよう」
になっています。

ミジンコ(Daphnia pulex)は春先の霞ヶ浦で採取したものです。
山と渓谷社の「ときめく微生物図鑑」作成過程で採取しました。
「ときめく微生物図鑑」では皆様のお世話になりました。

ヒゲナガヨコエビ(Ampithoe sp.)は北海道サンプリングで
採取したものです。
ねこのしっぽでは、最大級のヨコエビです。

もちろん、珪藻の分類も進んでいます。
今年は珪藻(現生種)と、甲殻類の画像データベースの
アップデートを予定しています。

それでは今年も宜しくお願いいたします。

150523_2_27_x40_2560x1920_500m_01