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2020年6月20日 (土)

ヨコエビ画像集の更新案内6 タテソコエビ科 Stenothoidae Boeck, 1871

1月ぶりにヨコエビ画像集の更新案内です。
まだ終わってなかったんです。
今回はタテソコエビ科(Stenothoidae)です。
タテソコエビ科は世界に18属、日本からは1属2種が知られています。
第1底節は小さく、第2底節の下に大部分が隠れます。
第4底節は非常に大きく、下縁は丸く弧を描き、後縁は切断的になります。
大顎の臼歯と顎脚の外葉を欠くことも特徴です。
代表種のタテソコエビ(Stenothoe valida)は体長5mm、
山陰から九州西岸に生息するとのことです。

23_stenothoe-sp6
新潟県糸魚川市で採取したタテソコエビ属(Stenothoe sp.6)です。
小さいため解剖が難しく、細かな特徴をつかめていません。
新潟県出雲崎と秋田県男鹿市で採取したタテソコエビ科(Stenothoidae)の1種と
同種かもしれませんが、よく分からないので分けています。
いずれにせよ、日本海側に分布する種のようです。

太平洋側からも似たような種(Stenothoe sp.1)が見つかっていますが、
種レベルの同定ができていません。
Stenothoe sp.1は南房総、牡鹿半島と瀬戸内海の明石から見つかっています。

24_stenothoe-sp7
茨城県ひたちなか市で採取したタテソコエビ属(Stenothoe sp.7)です。
体表面に筋状の模様があることが特徴です。
Stenothoe sp.1よりも明らかに大きく、別種と思われます。
今の技術レベルなら、これくらいの大きさがあれば解剖できるかもしれません。

25_stenothoe-sp5
北海道登別市タテソコエビ属(Stenothoe sp.5)です。
底節板が大きいことからタテソコエビ科と同定しましたが、
第1触角の柄節が太いことが気になります。

26_stenothoe-sp3
北海道紋別市で採取したタテソコエビ属(Stenothoe sp.3)です。
登別から採取した個体と同じく、第1触角の柄節が太いです。
このタイプの種(あるいは属)は北方系なのかもしれません。

次回はメリタヨコエビ科 Melitidae Bousfield, 1973です。

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