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2020年4月29日 (水)

ヨコエビ画像集の更新案内2 ユンボソコエビ科 Aoridae Stebbing, 1899

ユンボソコエビ科(Aoridae)は第1咬脚が第2咬脚よりも大きいことが特徴です。
一般的なヨコエビ(雄)の第1咬脚は第2咬脚よりも小さいので分かりやすいですね。
日本海岸動物図鑑によれば、ドロソコエビ属(Grandidierella 属)の第3尾肢は単枝、
ユンボソコエビ属(Aoroides 属)の第3尾肢は双枝です。

7_grandidierella-japonica

ニホンドロソコエビ(Grandidierella japonicaです。
東京湾や万石浦などの干潟のほか、各地の海岸で見つかります。
普通種ですが第1胸脚が肥大した大型の雄個体は珍しいです。
雄の最大体長は2cmを超えるそうです。
類似の未記載種が存在するようなので同定には注意が必要です。

 

8_aoroides-curvipes

ブラブラソコエビ(Aoroides curvipesは2004年に記載された新しい種です。
日本海岸動物図鑑ではA. columbiaeという種を“ブラブラソコエビ”としていますが、
日本で見つかっていて“ブラブラソコエビ”とされていた種はA. columbiaeではなく、
全く新しい種であると分かったそうです。
A. columbiaeA. curvipesがシノニムの関係というわけではなく、
日本産のA. columbiaeに似た種と誤同定していたという流れのようです。
A. curvipesが新種記載された時にブラブラソコエビの和名が引き継がれたので、
この辺りの研究の流れが分かりやすくなっています。
2004年に新種記載されたブラブラソコエビ(Aoroides curvipes)は大阪湾産の個体をホロタイプ(完模式標本)に設定しています。
体長は4mm程度、雄の第1胸脚は肥大化します。長節が伸長し、腕節先端に達することが特徴です。

 

9_aoroides-longimerus

ケナガブラブラソコエビ(Aoroides longimerusは第1胸脚は毛状の棘が密生することが特徴です。
長節の棘は伸長して腕節の先端に達します。
あまり多くは見つかりません。
新潟県出雲崎町と宮城県女川町で採取しました。    

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