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2019年12月15日 (日)

日本珪藻学会第39回研究集会(東京)参加報告

11月30日~12月1日に東京学芸大学で開催された日本珪藻学会第39回研究集会(東京)に参加しました。
“ねこのしっぱラボ”のような在野の研究者(顕微鏡写真家?)にとっては、
学会でプロの研究者と話をすることは大切なことです。
最新の研究動向が分かりますし、自分がやっていることを客観視できるようになります。

さて、今回の珪藻学会では合わせて“「ケイソウ展」珪藻、知と美の小宇宙 part II”も開催されました。
珪藻と芸術を融合させた展覧会は東京学芸大学ならではと思います。
珪藻をモチーフにしたランプとか、良かったです。

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なかでも有意義だったのはこれですね!
接眼レンズにデジカメをくっつけて撮影したので、
ちょっと位置がずれて上が欠けていますが、
本来は完全な作品です。
SNSへの掲載OKとのことだったので紹介させて頂きます。

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これは実物の珪藻を並べた“珪藻アート”という作品です。
ミクロワールドサービスの奥 修 氏の作品です。

奥 修 氏というと
珪藻美術館 ちいさな・ちいさな・ガラスの世界 (月刊たくさんのふしぎ2019年06月号)
などの書籍でも知られていますね。

今回のケイソウ展のようすもミクロワールドサービスさんのホームページで紹介されています。

今回は実物の珪藻アートを高性能の顕微鏡で見ることができました。
印象的だったのは珪藻の種類によって色が違うことですね。
形だけではなくて、色も楽しむことができるんですね。

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顕微鏡の設定を変えると全体的な色も変わります。
どういう仕組みなのか良く分からないですが、
LED暗視野照明よりも光量が大きいですね。

今回の珪藻学会は公開シンポジウムも併設されていまして、
奥氏の講演を聞くことができました。
珪藻アートは光学顕微鏡の品質管理から始まったんですね。
顕微鏡の歴史と珪藻は密接に関係していました。

実際、ミクロワールドサービスでは顕微鏡の性能テスト用の
珪藻スライドを販売しています。
昔と違うのは観賞/教育用の美しい標本も販売されていることですね。
このような教材が学校にあったら子供も興味を持つかもしれないですね。

クリスマスが近いですので、
クリスマスツリーの珪藻アートも紹介します。
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こちらは珪藻化石だったかな?
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奥氏と名刺交換もできましたし、
顕微鏡画像テクニックに関して幾つかアドバイスももらえたので有意義でした。
次回の顕微鏡投資の時に活かしましょう!
ところで学会の懇親会って、
名前と業績だけは知っている人たちが初めて顔を合わすので、
なんかオフ会みたいですよね。

そうそう、我が出身研究室のジョルダン研の皆さんも元気そうで何よりでした。


さて、珪藻学会では珪藻土壁材も紹介されていました。
シックハウス対策用の壁材として有名ですね。

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日本ケイソウ土建材株式会社さんの展示です。

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これを壁に塗るわけですね。
上手に塗るのは難しそう!

 

プロが塗るとこんな感じになるんですね。8_20191215000301

珪藻土の原石も展示してありました。

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小分けの珪藻土サンプルもあったのでもらってきました。
処理をして、奇麗なスライドを作りましょう。

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珪藻土といえば七輪ですね。
珪藻土は耐熱性が高く保温性も良いので七輪に使われています。

公開シンポジウムでは昭和化学工業株式会社さんの発表もありました。
珪藻土を加工してろ過材などを作っているそうです。
珪藻は学術、芸術だけでなく、実生活や工業にも関係が深いですね!

最後になりましたが、珪藻集会実行委員長の東京学芸大学 真山茂樹先生、
興味深い学会を取りまとめて頂き、ありがとうございました。

暗くなるまで珪藻に夢中でした!
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