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2019年5月

2019年5月26日 (日)

微細藻類の画像(植物プランクトンの顕微鏡写真集)を更新しました。

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約3年ぶりに微細藻類の画像
(植物プランクトンの顕微鏡写真集)を更新しました。

約700枚くらい画像を追加したのですが、
もともと5000枚以上の写真があったので、
10%~20%くらいの更新・追加です。

ここのところ甲殻類とか土壌生物に力を入れていたので、
藻類画像の更新は少なめです。

とはいえ、新しいグループとして
シャジクモの画像集ココリス(円石藻の化石)の画像集を追加しています。
他、ミクロコレウス(藍藻)ファコタス(緑藻)
ビテロクラミス(緑藻)ポリエドリオプシス(緑藻)なども追加しました。

もちろん、ボルボックスミドリムシなど既存のページにも
新しい写真を追加しています。

あと、今回からGoogle Chromeでレイアウトの
チェックを行うことにしました。
いままではIEでした。
Google Chromeで微細藻類の画像のサイトを表示すると、
ときどき文字サイズやフォントがおかしくなるバグがあったので、
これらの修正を行いました。

サラリーマン稼業の合間にちまちまと作業しているので、
なかなかデータベースの構築が進みませんが、
今後とも宜しくお願いいたします。

2019年5月12日 (日)

書評:へんなものみっけ! 著者:早良朋氏

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昨日、国立科学博物館の大哺乳類展2を見学してきました!
鎖骨の有無などに関して骨格を比較してきました。
これだけの標本をまとめて見られるのは科博ならではですね。
スタッフの皆様、ありがとうございます。

さて、博物館の漫画といえば“へんなものみっけ!”です。

博物館で働く人々の日常を描いた作品です!
博物館というと色々な生物、物、資料を展示している場所という
イメージが強いですが、研究施設としての側面も大きいです。

いつ、どこに、何かが生息していた(存在していた)ことを
標本や資料として記録に残して
世界中の研究者や後世の研究者が利用できるようにする、
そういったことが博物館の使命だと思います。
単にコレクションを集めているだけじゃないんですよね~。

自然史系の博物館の基本にあるのは自然科学や分類学です。
最近は必要の無い学問扱いされることも多いですが、
そもそも人間にとっては最も大事な学問です。

例えば縄文人などの狩猟採集時代の人々は、
何が食料になって、何が毒かを知らなければ生きていけないわけで
それって分類学の始まりだと思います。

また、試料採取やコレクションも人間の本能と思います。
昔は昆虫採集で本能を満たしていましたが、
今は「ポケモン」ですね。
ポケモンは現代版の昆虫採集な気がします。

さて、話はだいぶ脱線しましたが、
「へんなものみっけ!」には、なりたかった私の理想の人生がありました。

登場人物も魅力的で、キヨス先生をはじめ、海洋生物や植物、
鉱物学などの様々な研究者が登場します。
彼らの楽しいこと、悩んでいること、大事なことに対して
いちいち感情移入してしまいます。
作者の早良朋氏のカバーエリアが非常に広いことに驚きです。

そして忘れてはいけない、薄井君、彼の自分探しも重要なテーマです。
彼の事務能力が私に備わっていたら、
私も研究者として生き残っていたかもしれない・・・。

その他にもポスドク問題なども書かれていて
この本がベストセラーになるような日本なってほしいなあ、と思いました。

個人的には「ツバメの神様」の話が好きです。
中学生のころ河原でシラサギを追い回していたことを思い出しました。

「ねこのしっぽラボ」でも、
たくさんの“いたんだ”を残していきます!

2019年5月 5日 (日)

ノコギリケンミジンコ(Eucyclops serrulatus)一碧湖:2019年3月

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ケンミジンコ第2段です!!
今回はノコギリケンミジンコ(Eucyclops serrulatus)です。
やはり伊豆半島の一碧湖で採取しました。
前回も書いた通りケンミジンコはとにかく動くので
生きている状態での撮影が難しいです。
とはいえ、エタノールで麻酔すると触覚が変な感じに曲がってしまうので、
やはり生きている状態で撮影したいです。

今回は奇跡的にフォーカスを変えての連続撮影に成功しました。
弱っていたのかもしれません。

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背面から同じ個体を撮影した画像です。
左右にある袋状の構造は卵のうです。

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こちらは側面です。
ケンミジンコは水が少なくなると横向きになってしまうので
側面の撮影機会は多いです。

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こちらは腹面です。
背面、側面、腹面の観察が終わったところで、
エタノールで麻酔して解剖します。
解剖は第4胸節と第5胸節の間に針を入れて切断するのですが、
今回はやや狙いを外してしまいました。
関節というよりは、第5胸節に針を刺してしまったようです。

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とりあえず切り離した後体部です。
ノコギリケンミジンコは腹部が長いそうです。
たしかに、前回のアサガオケンミジンコの腹部よりも細長いですね。
ただ、切り方が悪かったのか、受精嚢(貯精嚢)がわかりません。

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ノコギリケンミジンコかな?と思ったら尾叉を観察します。
2本の叉肢の外縁を観察するとギザギザの鋸歯があります。
この叉肢外縁の鋸歯はノコギリケンミジンコの特徴です。
日本淡水プランクトン図鑑のイラストにも一致するので、
この時点でノコギリケンミジンコしました。

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続いて第5脚です。
相変わらず貧弱ですが、
アサガオケンミジンコの第5脚とはかなり違いますね。
日本淡水プランクトン図鑑のイラストにも一致します。

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こちらは第4脚です。
なのですが、第4脚を外すときに第3脚もついてきてしまい、
どちらがどちらか分からなくなってしまいました。
なので第4脚?とします。

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第4脚?の連結板と内肢先端の末節です。
日本淡水プランクトン図鑑の記載と矛盾しません。
内肢先端の太い棘の長さが異なるところは、
日本淡水プランクトン図鑑のイラストに一致します。

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こちらが第3脚?です。
第4脚と第3脚は同じ形なので
はっきり言って区別できません・・・。

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第3脚?の連結板と内肢先端の末節です。
内肢先端の太い棘の長さが異なっていて、
こちらが第4脚だったとしても
日本淡水プランクトン図鑑の記載に一致します。

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ついでに第1触覚です。
アサガオケンミジンコのような膜状の構造はありません。

今回の解剖では残念ながらいくつか失敗をしてしまいました。
要領は分かったので、次は大丈夫だと思いますが、
もう少し練習が必要ですね。

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