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2018年9月 3日 (月)

このヨコエビの種名を教えてください!


全国のヨコエビ研究者の方のお力をお貸しください!

1_15

昨年のGWに新潟県糸魚川市で採取したヨコエビです。
このヨコエビは2014年に柏崎市、2016年に長岡市で採取していたのですが、
同定できていませんでした。
詳細は下記のページをご覧ください。

http://plankton.image.coocan.jp/Crustacea3-2-1-3-1-370.html
(上のページの中で“第2触角に副鞭”とあるのは、“第1触角に副鞭”の間違いです。)

昨年の新潟サンプリングでも複数個体を採取できたので細かく解剖してみたのですが、
やはり手持ちの文献では該当種が見つからず苦戦しています。

体長5mmくらいの個体が多いですが、
抱卵している個体は1cm程度になります。
小型の個体は淡い緑色ですが、大型の個体は薄い黄緑色に見えることが多いです。
体表面に黒色、または褐色の細かな斑点があります。

2_15_1

こちらは第1触角です。
先端から3節目くらいのところが茶色になっています。
副鞭もあります。
副鞭は3節です。

3_15_2

第2触角です。

4_15_1

第1胸脚です。
底節板が前方に張り出しています。

5_15_2

第2胸脚です。
第1胸脚と第2胸脚は似たような形状、大きさです。

6_15_3

第3胸脚です。
第6節(前節)に 第7節(指節)に近いところに、
3本(4本?)の棘があります。

7_15_4

第4胸脚です。
第3脚と同じく、第6節(前節)に 第7節(指節)に近いところに、
3本の棘があります。

8_15_5

第5胸脚です。
第6節(前節)に6本の棘があります。

9_15_6

第6胸脚です。
第6節(前節)に8本?の棘があります。

10_15_7

やはり第6節(前節)に棘があります。

11_15_

第3尾肢と尾節板です。
第3尾肢は二股に分かれています。
尾節板は単葉です。

ここまでが1個体目の解剖です。
続いて2個体目になります。

12_30

写真では薄い黄色に見えますが、
目視では薄い緑色に見えたような記憶があります。
実体顕微鏡に付けているCCDカメラは色の再現性が不十分なのです・・・。

13_30

頭部の拡大画像です。
複眼は円形です。

14_30_1

第1触角です。1個体目よりも鮮明に写せています。
先端から3節目くらいのところが茶色になっています。
副鞭は3節です。

15_30_2

第2触覚です。
鞭部が柄部よりも短いです。
鞭部は5節くらいでしょうか。

16_30__2

顎脚です。
分類の役に立つことは少ないみたいですが、
一応撮影しておきました。

17_30_

大顎です。
鬚部に焦点を合わせました。

18_30_1

第1胸脚です。

19_30_2

第2胸脚です。

20_30_3

第3胸脚です。
第6節(前節)に 第7節(指節)に近いところに、
3本の棘があります。

21_30_4

第4胸脚です。
形状は第3脚とほぼ同じです。
第6節(前節)に 第7節(指節)に近いところに、
3本の棘があります。

22_30_5

第5胸脚です。
第6節(前節)に6本の棘があります。

23_30_6

第6胸脚です。
第6節(前節)に5本の棘があります。

24_30_7

第7胸脚です。
第6節(前節)に5本(6本?)の棘があります。

25_30_

尾肢と尾節板です。
一個体目よりも尾節板の形がわかりやすいです。

26_30_3
第3尾肢です。
今回解剖した中では最も小さなパーツです。

ここまでが2個体目の解剖です。
続いて3個体目になります。

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全体像です。
この個体は尾肢の解剖に失敗したのですが、
胸脚の写りが良いので掲載します。

30_25_1

第1触角です。
先端から3節目くらいのところが茶色になっています。
副鞭は3節です。

31_25_2

第2触覚です。
鞭部が柄部よりも短いです。
鞭部は6節でしょうか。

32_25_1

第1胸脚です。

33_25_2

第2胸脚です。

34_25_3

第3胸脚です。
第6節(前節)に 第7節(指節)に近いところに、
3本の棘があります。

35_25_4

第3胸脚です。
第6節(前節)に 第7節(指節)に近いところに、
3本の棘があります。

36_25_5

第5胸脚です。
第6節(前節)に5本(6本?)の棘があります。

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第6胸脚です。
第6節(前節)に6本の棘があります。

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第7胸脚です。
第6節(前節)に5本の棘があります。

以上が解剖の結果になります。
この情報だけで種名が分かると良いのですが・・。
種名を知りたい理由ですが、ねこのしっぽラボで現在制作中の
ヨコエビの画像集をヨコエビの図鑑に格上げするために
できるだけ分類不明種を少なくしたい、というのが理由です。

学会や何らかの発表に使いたいというのではないので、
断片的な情報でもかまいません。
情報お待ちしています。

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