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2016年12月26日 (月)

ウミクワガタのプラニザ幼生(Praniza)

今週はこんな生物です。

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ウミクワガタのプラニザ幼生(Praniza)と思われます。
ただ、資料が少なく詳細な分類はわかりません。
ウミクワガタは等脚類の一種でダンゴムシに近い仲間です。
その名の通り、雄の成体はクワガタのような
立派な大顎を持ちます。
雌は雄とは異なり、大顎は小さく、
胸部が大きく膨らんでいます。
雄と雌、それにプラニザ幼生は
形が全く異なるので分類が難しいようです。

ネット(Wikipedia)の情報によれば、
ウミクワガタのプラニザ幼生は魚類の体液を吸うようです。
そうであれば胸部内が赤色(血液の色)なのは理解できるのですが、
たまに緑色の個体もいるので、やや謎です。
吸血前なのでしょうか?

いつか立派な大顎をもつ成体のウミクワガタを
観察したいですね。

*写真のスケールは200μmです。

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等脚類」カテゴリの記事

コメント

ウミクワガタの独特な形がいいですね。
私もいつかオスの成体を見たいと思っています。

ねこのしっぽラボの等脚目のページを見ました。
亜目不明種のうち、分類群03はキクイムシ亜目です。
以前の有扇亜目が解体されて、今の分類になりました。

尾肢の形により、すべてキクイムシ属(Limnoria)でしょう。
5、6番はおそらくサセボキクイムシだと思いますが、この種は分類が混乱しているようです。

この属に寄生性はなく、フナクイムシと同じ様に木材を食べてその中に住んでいます。
プランクトンネットで採集したとありますが、付近の海底には木材が沈殿しているのでしょう。

キクイムシは第5腹節と腹尾節の隆起模様が同定に重要なポイントです。

ありがとうございます!

キクイムシは海岸動物図鑑にも記載されていましたが、
モノクロの線画と実物のイメージが違っていたので、
気がつきませんでした。

キクイムシ亜目(Limnoriidea)の情報についても初めて知りました。
情報ありがとうございます。

採取地点は港でしたので木材などは多かったと思います。

今年の春に向けて甲殻類のページを更新する予定です。
このときに頂いた情報を反映したいと思います。
今後とも宜しくお願いいたします。

キクイムシについてコメントした者です。

あまり知られていないキクイムシが載る図鑑があるということで探してしまいました。Limnoria lignorumとL. andrewsiについて書いてある原色検索日本海岸動物図鑑でしょうか?

この等脚目のページを書いた布村氏は、「海洋と生物」(2012年?)で日本産lignorumを確認したことがないと書かれています。日本からの報告はlignorumが多いですが、キクイムシを見つけたらとりあえずlignorumと記録していたと聞きます。(残念ながら今も続いています。)

また、アンドリュースキクイムシは今はカギオキクイムシ属Paralimnoriaであり、図鑑の通り、この属は尾肢内肢と外肢の先端が鋭く尖るなどの特徴を持ちます。キクイムシ亜目の他の属は鈍いです。参考になれば幸いです。

コメントありがとうございます!
図鑑は原色検索 日本海岸図鑑[II]です。
新たに記事を作成して未公開のキクイムシ?の写真を掲載しました。
2015年3月に房総半島(野島崎)で採取した個体です。
こちらにもコメント頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

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