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2019年1月 9日 (水)

クラミドモナス(Chlamydomonas sp.):2016年 霞ヶ浦

藻類の画像を整理していたら、
わりと綺麗なクラミドモナス(Chlamydomonas sp.)の写真があったので
ブログにあげておきます。

Im160327___12_x1000_2560x1920_10m

2016年に霞ヶ浦で採取した個体です。
細胞の下側の赤い構造は眼点です。
細胞の中央にある楕円形の大きな構造はピレノイドです。
核と思われる構造がピレノイドの左側にあります。
さらにその左側、鞭毛の付け根には収縮胞があります。

ところで、クラミドモナスの写真を撮ると、
かなりの確率で眼点が真横を向くのですが、
なんででしょうね。

2019年1月 3日 (木)

2019年、良い年でありますように

今年もよろしくお願いいたします!

2019

昨年はホームページの更新ができませんでしたが、
画像データは順調にまとまってきています。
今年春に藻類画像デーベースの更新、
秋に土壌生物の更新を計画しています。
甲殻類(主にヨコエビ)の更新は年内にできるかどうか、
一応、今年中の更新を目指します。

昨年のトピックスは、
伊豆大島と男鹿半島に遠征したこと、
三番瀬で干潟のエビ・カニを採取できたこと、
カニのマクロ撮影用のデジタルカメラを導入したこと、
生物顕微鏡に偏光フィルターを組み込んで
石灰質ナノ化石の撮影に成功したこと、
こんなところでしょうか。

さて、今年はどんな年になるでしょうか?
事故と健康にだけは気を付けたいですね。
まずは1月11日に大腸内視鏡検査が待ってます・・・。

2018年12月16日 (日)

モクズヨコエビ科(Hyalidae)の1種:伊豆大島2018年3月

ハマトビムシ上科の分類に苦戦しています。
最大の課題としてモクズヨコエビ科のProtohyale属と、
Hyale属(モクズヨコエビ属)の違いが分かりません。
ヨコエビ類の分類は日本海岸動物図鑑だけが頼りなのですが、
Protohyale属の記載が無いのですよね・・・。

例えばこの種です。
1_im180323__3_x1_2560x1920_2mm_2

今年の3月に伊豆大島で採取したヨコエビです。
モクズヨコエビ科で間違いないかな、と思っています。
模様だけを見るとProtohyale affinis(フサトゲモクズ)に似ています。

2_im180323__3_1_x5_2560x1920_500m_2

こちらは第1触角。

3_im180323__3_2_x4_2560x1920_500m_2

こちらが第2触角です。
第2触角は体長の半分よりも明らかに短いですね。
小川 洋氏の「東京湾のヨコエビガイドブック」によれば、
フサトゲモクズの触角は体長の半分くらいだそうなので、
この種(個体)は当てはまらないですね。

4_im180323__3_12__2

第1胸脚です。
際だった特徴は無いです。

5_im180323__3_2_2

第2胸脚です。
雄なのは間違いないですが、際だった特徴は無いです。

6_im180323__3_3_2

第3胸脚です。

7_im180323__3_42_x4_2560x1920_500_2

第4胸脚です。

8_im180323__3_5_x4_2560x1920_500m_2

第5胸脚です。

9_im180323__3_6_x4_2560x1920_500m_2
第6胸脚です。

10_im180323__3_7_x4_2560x1920_500_2

第7胸脚です。

11_im180323__3_1_2

これは第1胸脚の底節板(第1底節板)です。
矢印のところに突起があります。
「東京湾のヨコエビガイドブック」によれば、
フサトゲモクズ(Protohyale affinis)の第1~4底節板は
後縁に突起があるそうです。
ただ、日本海岸動物図鑑によればHyale属のフサゲモクズ(Hyale barbicornis)
も突出部があるそうなので、決め手にはならないですね。

12_im180323__3_2_2

第2胸脚の底節板(第2底節板)です。
矢印のところに突起があります。

13_im180323__3_3_2

第3胸脚の底節板(第3底節板)です。
矢印のところに突起があります。

14_im180323__3_4_2

第4胸脚の底節板(第4底節板)です。
矢印のところに突起があります。

15_im180323__3_1_x40_2560x1920_50_2

続いて第1尾肢です。
「東京湾のヨコエビガイドブック」によれば、
フサトゲモクズ(Protohyale affinis)の第1尾肢柄部外側には
長いトゲがあるそうなのですが、この個体(種)にはそれがありません。
いえ、少しだけ他よりも長いトゲはあるのですが、
「東京湾のヨコエビガイドブック」のイラストよりも短いです。
やはり、フサトゲモクズ(Protohyale affinis)ではないみたいですね。

16_im180323__3_2_x40_2560x1920_50_2

第2尾肢です。
第3尾肢は取り損ねたので
あとで他の個体の画像を紹介します。

17_im180323__3__x40_2560x1920_200_2

尾節板です。
尾節板は完全に双葉に分かれています。
このことからヘッピリモクズ属(Allorchestes 属)ではないようです。

18_im180323__3__x5_2560x1920_500m_2

念のため腹部も載せておきます。

19_2

別個体です。
こちらも個体も解剖を行いました。
第3尾肢だけ掲載します。

20_2

第3尾肢です。
第3尾肢は単柄のようです。
なのでフタアシモクズ属(Parallorchestes 属)ではないようです。
ただ、フタアシモクズ属は双柄とはいっても、
短い方の柄は、かなり短いので見逃さないようにしたいですね。

といった理由で結局、この個体の属レベルの同定はできませんでした。
とりあえず、モクズヨコエビ科の1種としておきます。

2018年11月18日 (日)

チビヨコエビ科 Gitanopsis属:茨城県 2018年1月

秋も深まってきて眠いです。
個人的には春よりも秋の方が眠いです。

今回はデータ整理中のヨコエビの画像です。
というか、今年は甲殻類や土壌生物のデータ整理で終わってしまいそう。
ホームページの更新は来年ですね。

1im180105__21_x3_1mm

今年の正月に茨城県で採取したヨコエビです。
基本的にはチビヨコエビ科(Amphilochidae)に似ています。
そのなかでもGitanopsis属に似ています。
同じチビヨコエビ科のApolochus属にも似ているのですが、
ポイントがよく分かりません・・。
今回はGitanopsis属の1種としておきます。

このヨコエビはこれまでにも見つけていましたが、
不明種として処理していました。

ヨコエビ_分類群190(260)
http://plankton.image.coocan.jp/Crustacea3-2-1-3-1-260.html

10月にブログで紹介したチビヨコエビ科(Amphilochidae)の不明種にも似ています。

さて解剖の記録です。
まず触角です。

2im180105__21__x40_500m

上が第1触角、下が第2触角です。
どちらも触角も短いです。
第1触角には毛状の棘があります。

3im180105__21__200m

顎脚です。

4im180105__21__x100_200m


大顎です。
長く伸びている部分は鬚(Palp)と呼ばれる部分です。

5im180105__21_12_x40_500m

第1胸脚です。
掌縁が丸みを帯びています。
咬脚のタイプは“Transvers (Rectipalmate)”と呼ばれるタイプのようです。

6im180105__21_22_x100_200m

第2胸脚です。
掌縁が丸みを帯びていますが、第1胸脚よりは直線的です。
咬脚のタイプは“Transvers (Rectipalmate)”と呼ばれるタイプのようです。
10月にブログで紹介したチビヨコエビ科(Amphilochidae)の不明種とは、
形状が大分異なります。

7im180105__21_3_x40_500m

第3胸脚と第4胸脚です。

8im180105__21_5_x40_500m

第5胸脚と第6胸脚です。

9im180105__21_7_x40_500m

第7胸脚です。

10im180105__21_1_x40_500m

第1尾肢です。
内肢と外肢の両方を持ちます。

11im180105__21_3_x40_500m

第3尾肢です。
内肢と外肢の両方を持ちます。
第2尾肢は分離し損ねました。

12im180105__21__x40_500m

尾部の形状です。
これを見ると第2尾肢も二肢型のようですね。

13im180105__21__x100_2

尾節板です。
尾節板は細長い三角形で、
第3尾節が両脇から包むように伸びていて、
全体的には漢字の山のような形状になっています。
この形状は10月にブログで紹介したチビヨコエビ科(Amphilochidae)の不明種に類似します。

14im180105__21__x40_500m

腹節です。
ヒョウ柄ですね。

2018年11月15日 (木)

カマアシムシ:秋田県男鹿半島(2018年8月採取)

1

秋田県の男鹿半島でカマアシムシを採取しました。
カマアシムシは節足動物門 六脚上綱 内顎綱 カマアシムシ目に属しています。
3対の胸脚があるので昆虫に似ていますが、
共通しているのは六脚上綱までで昆虫(昆虫綱)ではありません。
トビムシ目とコムシ目とともに内顎綱を構成します。
内顎綱と昆虫は近縁で、無翅亜綱として昆虫綱に含まれていたときもあります。

2

写真は100倍の画像です。
今回撮影した写真では確認できませんが、
腹部に3対の腹肢(付属肢)があります。
前脚(第1胸脚)を鎌のように折り曲げ、前方に突き出して触角の代わりに使います。
触角はありません。
目もありませんが、頭部背側面に1対の偽眼(感覚器)があります。

カマアシムシは1mm前後の小さな虫なので、
ほとんど目にすることはないと思いますが、
昆虫の系統進化を考える上では面白い虫です。


2018年10月21日 (日)

ヒメハマトビムシ種群(Platorchestia pacifica)の解剖:秋田県2018年8月

「ねこのしっぽ -小さな生物の観察記録-」のヨコエビ画像集
ヒメハマトビムシ(Platorchestia platensis)という種を掲載していますが、
日本産のヒメハマトビムシに対し、
Platorchestia platensisという種名を使うのは不適切のようです。
というのも、そもそもPlatorchestia platensisはアジアには存在しないとのことです。

では、日本産のヒメハマトビムシの種名(学名)は何なのか、
という問題が起きますが、
現状、Platorchestia joiが本命のようです。
ただし、他にもP. pacificaP. parapacificaなどの種も
ヒメハマトビムシとされてきたようなので一筋縄にはいかないようです。
この辺りの研究史はかなり複雑ですが、
H. Ogawa氏のヨコエビがえし、ハマトビムシ入門(9月度活動報告)
詳しくまとめられているのでこちらをご参照ください。

さて、前述したヒメハマトビムシのページは
広義のヒメハマトビムシ種群(Platorchestia spp.)に修正するのが妥当として、
それだけではすっきりしないので、
新たに男鹿半島で採取したヒメハマトビムシを材料に、
日本産土壌動物 分類のための図解検索【第二版】青木淳一編著と
H. Ogawa氏のヨコエビがえし、ハマトビムシ入門(9月度活動報告)を参考に
細かく同定していきたいと思います。

1_im180821__16_x1_25601920_2mm

まず全体像です。
この個体は男鹿半島南岸の鵜ノ崎海岸で採取した個体で、
比較的大型の個体です。

2_im180821__16__x2_25601920_1mm

頭部の画像です。
喉部は平坦です。
この個体は既にヒメハマトビムシ種群と同定しているので、
あまり意味はないですが、
「喉部が緩く突出する」ホソハマトビムシ属(Paciforchestia属)と区別できます。
(日本産土壌動物参照)
ついでに、第1胸脚触角の先端が柄部第5節の中央に達していないことも分かります。
この辺りの形質はオカトビムシ系の分類に必要なようです。

3_im180821__16_1_x40_25601920_500m

第1触角です。
柄部3節、鞭部6節です。
ハマトビムシ科は第1触角が短いことが特徴です。
昆虫もそうですが、陸上生活を行うには2対の触角は邪魔なのかもしれませんね。

4_im180821__16_2_x3_25601920_1mm

第2触角です。
柄部3節、鞭部13または14節です。

5_im180821__16__x40_25601920_200m

分類にあまり必要性がない部位ですが、
顎脚です。

6_im180821__16_11_x40_25601920_500m
第1胸脚です。
特徴的な形態ですね。

7_im180821__16_21_x40_25601920_500m

第2胸脚です。
ここが最大のポイントです。
掌縁部に2個の突出があります。
ニホンヒメハマトビムシ(Platorchestia pachypus)と区別する上で大事な形質です。
といっても、未成熟個体では2個の突出が不明瞭なので安定的な形質ではないかも。
さらに、メインテーマのPlatorchestia joiP. pacificaP. parapacificaについてですが、
第2咬脚前節下縁に剛毛を欠くことからP. joiは除外できます。
(ハマトビムシ入門(9月度活動報告)参照)
狭義のヒメハマトビムシ(P. joi)ではないということです。

8_im180821__16_31_x5_25601920_500m
第3胸脚です。
前節と腕節の長さを見比べます。
前節が腕節よりも明らかに長ければP. joi
ほぼ同じ長さであればP. pacificaP. parapacificaです。
今回は見た目には前節の方が長いように見えるのですが、
実際に計ってみると前節が0.491μm、腕節が0.485μmで、
小数点第3桁を丸めると同じ0.49μmになってしまうので、
ほぼ同長と言って良いのではないでしょうか。
といっても、実際に間違いなくP. joiという個体を比較検討してみないと、
どこまでを同じ、あるいは違うと言ってよいのか
判断できないと思います。
あとは、前節と腕節は太さが違うので目の錯覚も起きそうです。
ちゃんと計らないと難しいですね。

9_im180821__16_42_x5_25601920_500m

第4胸脚です。
あまり必要性のない部位です。
今回気がついたのですが、ハマトビムシは第3胸脚と第4胸脚の長さが異なるのですね。
ヨコエビの多くは第3胸脚と第4胸脚が区別できないほど似ているので、
派生的な形態といえるかもしれません。

10_im180821__16_52_x5_25601920_500m

第5胸脚です。
あまり必要性のない部位です。

11_im180821__16_61_x3_25601920_1mm

第6胸脚です。
第6胸脚自体には見所はないのですが、
基節板はちょっとしたポイントです。

12_im180821__16_6_x40_25601920_200m

こちらは第6胸脚の基節板です。
ヒメハマトビムシ属は第6胸脚の基節板後葉の前下縁が直角、またはここに突起があります。
少々分かりにくいですが写真中央下部の丸い角のことです。
角は丸いですが、前縁と下縁が直角に交わっています。

13_im180821__16_72_x3_25601920_1mm

第7胸脚です。
あまり必要性のない部位です。

14_im180821__16_11_x40_25601920_500

左右の第1腹肢です。
ここ以降、今回の核心の分類学的に深い部分に入ります。

15_im180821__16_21_x40_25601920_500

第2腹肢です。
第2腹脚柄部縁部の剛毛数は9本です。
P. pacificaは3本、P. parapacificaは7本とのことなので、
P. parapacificaにより近いでしょうか。
第2胸脚の形態から除外しましたがP. joiは13本だそう。
きっちり数が合わないのはモヤモヤしますが、
おそらく成長に伴って数が変化するのではないでしょうか?

16_im180821__16_22_x40_25601920_500

もう一本の第2腹肢です。
第2腹脚柄部縁部の剛毛数は9本です。
左右の数は安定しています。

17_im180821__16_31_x40_25601920_500

第3腹肢です。
第3腹脚柄部縁部の剛毛数は10本です。

18_im180821__16_31_x100_25601920__2

第3腹肢にはもう一列の棘があって、
こちらは識別が難しいのですがおそらく6本です。

19_im180821__16_32_x40_25601920_500

もう1本の第3腹肢です。
第3腹脚柄部縁部の剛毛数は11本です。

20_im180821__16_32_x100_25601920_20

もう一列の棘です。
識別が難しいのですが6本です。
したがって、第3腹肢の棘は11本と6本の2列ということになります。
P. pacificaが9本と6本、
P. parapacificaが9本と5本とのことなので、
どちらとも判別できないです。
あえていえば、P. joiの11本と7本が一番近いのですが・・・。

21_im180821__16_1_x40_25601920_500m
気を取り直して第1尾肢です。
今回はあまり重要ではないですが、
オカトビムシ系の分類には必要な部分です。
側端棘の長さを見ます。

22_im180821__16_2_x40_25601920_500m
第2尾肢です。
ホソハマトビムシの種の同定には必要な部分ですが、
今回はあまり重要ではありません。
縁棘の本数を見たりします。

23_im180821__16_3_x40_25601920_200m

第3尾肢です。
オオハマトビムシとホッカイハマトビムシの識別には重要ですが、
今回はあまり重要ではありません。
下縁に棘があるか、ないかを見ます。

24_im180821__16__x40_25601920_200m
さて最後のポイント、尾節板です。
ここの棘の本数をみるのですが、
これはかなり難しいのではないのでは・・・?
この部分を綺麗に取り外すのは難しいですし、
必要倍率も微妙ですよね。

25_im180821__16__x100_25601920_200m

というわけで40倍では難しそうなので100倍で検鏡します。
ただ焦点深度が浅くなるので複数写真を見比べます。
とりあえず棘の本数は7本で間違いないようです。
また、頭部側に2本の棘が隣接して配置されています。
この特徴はP. pacificaに類似しますね。

P. parapacificaは頭部側に3本の棘が隣接して配置され、
合計本数は10本なので大分違いますよね。

ちなみに、P. joiは頭部側に2本の棘が隣接して配置され、
合計本数は8本です。

さて、まとめです。
どの形質を重要視するかによって結論が変わると思うのですが、
第2胸脚の棘の有無はデジタルなので、
これを最優先にしてみます。
すると、P. joiが除外されます。

第3胸脚は判断に迷ったので除外します。
ただ、前節と腕節がほぼ同長とすれば、
第2胸脚の結果と矛盾しません(P. joiが除外されます)。

次に、腹肢の棘の本数ですが、
きっちり合うものがないのでなんとも言えません。
第2腹肢に関してはP. parapacificaが最も近いです。

尾節板に関してはP. pacificaに特徴が一致します。

尾節板と腹肢のどちらを重要視するかで
P. parapacifica or P. pacificaが変化するのですが、
今回は尾節板に軍配を上げたいと思います。

ということで、P. pacificaとして同定します。

2018年10月 7日 (日)

チビヨコエビ科(Amphilochidae)の不明種

ありきたりの表現ですが、暑いですね。
最近はサンプリングにも行かず、ひたすらデータ整理をしています。
さて、今回はデータ整理中のヨコエビの画像です。
Im170503__40_1

Im170503__40_2

このヨコエビはこれまでにも見つけていましたが、
不明種として処理していました。

ヨコエビ_分類群190(260)
http://plankton.image.coocan.jp/Crustacea3-2-1-3-1-260.html

色彩はともかく似たような形態のものを集めたつもりですが、
複数種、場合によっては複数属含まれているかもしれません。
基本的にはチビヨコエビ科(Amphilochidae)に似ています。

昨年のGWに新潟県でこの種を見つけたので、
解剖を行って細かく観察してみました。

Im170503__40_3

まず第1胸脚です。
前節の掌縁が特徴的です。
掌縁と後縁は直角に近い角度です。

ちなみに右の写真は40倍(x4)の対物レンズで撮影した画像。
左は100倍(x10)のレンズで撮影した画像です。
40倍の方が解像度が低いですが、焦点深度が深いですね。
解像度と焦点深度を両立させるのは難しいです。

Im170503__40_4

次に第2胸脚です。
掌縁と後縁は直角よりも鋭角です。
Gitanopsis属に似ているのかなあ、と思っていたのですが、
文献と知識が不足していますし、
ネットで見つかるGitanopsis属の第2胸脚と
何かが違っているし、
チビヨコエビ科の不明種に留めておくのが良さそうですね。

Im170503__40_5

第3胸脚です。
覆卵葉があるのでこの個体は雌ですね。

Im170503__40_6

左が第4胸脚、右が第5胸脚です。

Im170503__40_7

左が第6胸脚、右が第7胸脚です。

Im170503__40_8

尾部です。
第3尾肢が分かりにくいですね。

Im170503__40_9
尾節板です。
漢字の山に似た形状です。
この辺りも特徴なのかもしれません。

ヨコエビは深いですね。
文献がたくさんあるところに行ったら、
あっという間に一日終わりそうです。

2018年9月19日 (水)

男鹿半島サンプリング(2018年8月13日~16日)

8月13日から8月16日にかけて
秋田県男鹿半島周辺に小さな生物の採取に行きました。
神奈川県から秋田県に行くには新幹線、自家用車(高速道路)など、
幾つかのルートがありますが、
今回は自家用車+フェリー(新潟-秋田)を選択しました。

まず8月13日に自家用車で新潟港に向かいました。
環8号線で雷雨に見舞われたり、
先行きが不安になるような天候でしたが、
夜11時くらいには無事にフェリーに乗船。
翌朝6時(8月14日)には秋田港に到着しました。

1_


写真は早朝の秋田港です。
停泊中のフェリーは大きな建物みたいですね。
ここから男鹿半島に向かいました。

まずは男鹿半島南部の鵜ノ崎海岸に向かいました。
鵜ノ崎海岸は「日本の渚百選」に選ばれるほどの美しい海岸で、
鬼の洗濯板と呼ばれる筋状の地層を見ることができます。
男鹿半島はジオパークに選定されるくらい地質的にも面白い場所なのですが、
今回は小さな生物の調査に集中します。

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鵜ノ崎海岸の海は透明度が高く、
波もほとんどありませんでした。
少ないですが海藻もあります。

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ここでは、ヒメハマトビムシ
P. parapacificaP. joiP. pacificaのどれか、どれもなんだか微妙です・・・)、
ナガタメリタヨコエビ(Melita nagatai)、モズミヨコエビ(Ampithoe valida)、
ニッポンドロソコエビ(Grandidierella japonica)、
ハマトビムシ科のヨコエビ、イソコツブムシ(Gnorimosphaeroma rayi)、
ケフサイソガニ(Hemigrapsus penicillatus)を採取しました。

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次に潮瀬岬に行きました。
ここはゴジラ岩という奇岩があることで有名です。
広い範囲に浅いタイドプールができていますが、
海藻はあまりありません。

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男鹿半島・大潟ジオパークのページには、
ゴジラ岩は「3,000万年前の火山の噴出物である火山礫凝灰岩」で
できていると書かれていました。
タイドプールのある平坦面は泥岩か凝灰岩でできています。

男鹿半島には25年前、大学3年生のときに、
大巡検という泊まりがけの地質巡検で来ました。
この時に学んだ記憶によれば
日本列島が大陸から分離し、日本海ができるまでの地質が
男鹿半島には残されているのだそうです。
ゴジラ岩を作った火山活動は日本海形成初期か形成前ですね。

33_

写真はケフサイソガニか、タカノケフサイソガニです。
ここではモズミヨコエビ(Ampithoe valida)、
ニッポンドロソコエビ(Grandidierella japonica)、
スジエビモドキ(Palaemon serrifer)を採取しました。

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続いて戸賀湾に移動しました。
戸賀湾は単成火山の爆裂火口です。
近くには一ノ目潟、二ノ目潟、三ノ目潟があります。
写真の場所は戸賀湾の南部です。
波が弱いのか、このあたりには海藻があります。

ここではナガタメリタヨコエビ(Melita nagatai)、
ヒゲナガヨコエビの1種(validaではない)を採取しました。

戸賀湾で昼食を頂きました。
サザエの壺焼きと岩ガキが美味しかったです。

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続いて男鹿半島の北側に移動しました。
写真は西黒沢海岸です。
ここには大きなタイドプールがありました。

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カモメでしょうか?
眼が怖いです。

53_

ヒザラガイです。
代表的な磯の生物ですね。

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こちらはカメノテです。
こう見えて甲殻類です。
三浦半島のものよりも大型です。

http://plankton.image.coocan.jp/Crustacea2-3-030.html

55_

西黒沢は「西黒沢層」と呼ばれる有名な地層の模式地だったと記憶しています。
重要な場所なので25年前の地質巡検でも来ていたはず。
・・・とはいえ、周りを見渡しても当時の記憶はないですね。
崖から落ちてきたのか、葉っぱの化石がありました。
西黒沢層は第三期中期中新世の地層で、
秋田・山形の日本海側の油田地域に分布するので石油資源的に有名ですね。

さて、この場所では通常の昼の採取の他に、
夜間採取も行いました。

昼、夜合わせて下記の生物を採取しました。

カイアシ:
ヒラアシヨコミジンコ属(Syngastes sp.)、
カラヌス目のカイアシ(ポンテラ科と思われる種と不明種)、
ニセボカシソコミジンコ属(Paralteutha sp.)、
ハルパクチクス目の1種

ミオドコパ

アミ:
オカダヨアミ(Siriella okadai)

ヨコエビ:
タテソコエビ科(Stenothoidae)
アゴナガヨコエビ科(Pontogeneiidae)
トゲホホヨコエビ(Paradexamine barnardi)、
フクスケヨコエビ科(Synopiidae)
ドロクダムシ科(Corophiidae)
ゴクゾウヨコエビ(Palinnotus thomsoni japonicus
クチバシソコエビ科(Oedicerotidae )
*ねこのしっぽラボでは初記載です。

モクズヨコエビ科(Hyalidae)
モズミヨコエビ(Ampithoe valida)
不明種1

その他のフクロエビ上目:
クーマ(3種類)、ワレカラ、コツブムシ亜目、
タナイス、

十脚目:
ゾエア、メガロパ、
スジエビモドキ(Palaemon serrifer)、
イワガニ(Pachygrapsus crassipes)、
イソガニ(Hemigrapsus sanguineus)

その他:
有孔虫2種類

ちなみにこの日は男鹿日本海花火でした。
花火にしても、夜間サンプリングにしても
天気が良くて良かったですね。

さて、夜間サンプリングから時間を戻って、
昼の西黒沢サンプリングの後は、
休憩も兼ねて入道岬に行きました。

61_

昼下がりの入道岬はちょっと暑かったですね。
入道岬は北緯40°にあることでも有名です。
写真は北緯40°のモニュメントです。

71_

入道岬のあとは夜間サンプリングまでの時間つぶしということで、
寒風山に行きました。
寒風山は標高355mの小さな成層火山です。
写真は第二火口です。

72_

こちらは第1火口だったと思います・・・。
大きな火口です。
火山地形が良く保存されているので、
てっきり活火山かと思ったのですが、
気象庁のホームページを見ても活火山ではないみたいですね。

73_

寒風山から見下ろした八郎潟です。
多角形の輪郭の湖が見えますが、これが八郎潟。
正確には調整池です。
かつては国内2番目の面積の湖だったということです。
この日の調査はこれで終了。
2日目に続きます。

81_

2日目は八郎潟の河口部からスタートです。
正確には船越水道です。
ここは水門の河口側なので汽水環境です。
潮の満ち引きを確認したわけではないですが
小規模な干潟ができているようです。

82_

水の透明度は良くありません。
長靴で調査を行っていますが、
深いところでは足下が見えなくなります。
深みにはまらないように注意して活動します。
この場所では、下記の甲殻類が見つかりました。
ハマトビムシ科(Talitridae)
マルソコエビ科(Urothoidae)
スジエビ属(Palaemon sp.)

マルソコエビ科を採取できたのは6年ぶりで、
きちんと解剖して付属肢の構造を確認したかったので、
ありがたかったです。

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秋田県の沿岸は大小様々な風車が多く、
独特の景観を作っています。
秋田的な光景ですね。

91_

昨日、見ていなかった場所として目潟に行きました。
写真は二ノ目潟です。
遠くに見える戸賀湾と同じく、
目潟も単成火山の爆裂火口(マール)です。
一ノ目潟、二ノ目潟、三ノ目潟まであります。
かつて、一ノ目潟周辺は橄欖岩が採取できる場所として有名でした。
ただ25年前の時点でも取り尽くされたような話を聞いていました。

地下深部、マントルには橄欖岩がたくさんあって、
その部分からマグマが勢いよく上昇してくると
橄欖岩を捕獲して地上まで持ってきます。
そういったものを捕獲岩(ゼノリス)と呼びます。
確か、一ノ目潟では地殻下部由来の花崗岩の捕獲岩も見られたはずですが、
花崗岩はその辺で普通に見られるので、
話題にはならないですね。

ちなみに橄欖岩の主要構成鉱物はカンラン石(olivine)です。
カンラン石の美しい結晶はペリドット、
つまり宝石ですね。

こういった事が理由かどうかは不明ですが、
今は目潟のそばには立ち入れないようです。
なので、目潟は見るだけです。

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二ノ目潟を撮影した場所は八望台という展望台で、
ここからは写真のように寒風山を見ることもできます。
この辺りは火山地域なんですね。

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再び戸賀湾にやってきました。
場所は戸賀海水浴場です。
ここでは、大きなヒゲナガヨコエビの1種を採取しました。
一応、解剖も行ったのですが、
ニッポンモバヨコエビ(Ampithoe japonica)とも、
モズミヨコエビ(Ampithoe valida)とも違う感じです。
もう少し調べてみましょう。
男鹿半島にはどうやら2種類のヒゲナガヨコエビがいるようですね。
(もっといるかもしれません。)
あとは、
アゴナガヨコエビ科(Pontogeneiidae)
モクズヨコエビ科(Hyalidae)
ハマトビムシ科(Talitridae)
メリタヨコエビ科(Melitidae)
ニホンコツブムシ(Cymodoce japonica
ヘラムシ、
ヒライソガニ(Gaetice depressus)を採取しました。

121_gao

続いてやってきたのは男鹿水族館GAOです。
というか、水族館前の磯の観察に夢中になってしまって、
閉館時間になってしまうという・・・。

131_

宿泊先の秋田市に戻りつつ、
八郎潟の調整池に立ち寄りました。
今でも十分広い湖ですが、
昔はもっと広大だったと思うと不思議な感じです。

さて、これで男鹿半島サンプリングは終了です。
後々、ヨコエビなどの顕微鏡写真を載せていきます。

2018年9月 9日 (日)

生態学が語る東日本大震災 ―自然界に何が起きたのか―

Jpeg



海岸の貝類、多毛類、甲殻類などが東日本大震災によって
どのような影響を受けたのかを解説した本です。
水生生物だけでなく、海岸に生息する植物や昆虫が受けた影響の解説もあります。
海岸県境を干潟、磯、砂浜、砂丘、湿地などに分けて、
個々に議論をしていることも特徴と思います。

この本によって知ったことは、
干潟の生物が津波によって大きな影響を受けた反面、
磯の生物はあまり大きな影響を受けなかったこと。
干潟は津波によって砂や泥ごと生物が流されたり埋められたりしましたが、
磯の生物は波浪に耐えるために強固に固着していたことが
津波の影響が少なかった原因だそうです。

また、地震後の地盤沈下で干潟や磯が干潮時に露出しなくなったことの影響も大きいとのこと。
磯の生物にとって地盤沈下は最も影響が大きな出来事だったそうです。

干潟は津波による撹乱や地盤沈下によって大きな影響を受けました。
しかしながら、どこかに親生物が生き残っていれば、
生物の空白地帯になった場所であっても
幼生の拡散によって速やかに個体数や種数が復元するようでした。
この場合、外来種がいち早く進入することもあるそうですが、
今のところ、そのような事は無さそうでした。

この本を読んで感じたことは、天然の生物は東日本震災の影響から
速やかに自力で復活していることです。
これは松原などのように人為適な環境が壊滅的な被害を受けて
立ち直れないのとは対照的です。
1000年に一度とはいえ、この場所に住む生物の祖先たちは
何度も津波や地震後の地盤沈下の影響を受けてきたはずなので、
比較的スムーズに地震前の状態に復帰するシステムが出来上がっているのかも知れません。
津波を分布域拡大に利用することもあり、
カキなどはカキ礁が壊れたことで分布を広げたそうです。

また、この本の著者たちはある共通のことを懸念しています。
それは、防潮堤の建設などの復興工事によって
再生しつつある生態系が影響を受けるのではないか、ということです。
もちろん、著者たちは防災と復興と環境保全のバランスが大事であることも述べています。
また、本書の最後のほうでは生態系保全を重視した復興工事の実例なども紹介されています。

ねこのしっぽラボは昨年の夏に宮城県の万石浦と牡鹿半島でサンプリングを行いました。
そこで気がついたのですが、真新しい護岸が整備された湾奥の港周辺からは
甲殻類などのベントスがほとんど見つかりませんでした。
夜間のサンプリングでも甲殻類をあまり採取できなかったので、
本当に生物が少ないのだと思います。
反面、古いコンクリートの港や万石浦には豊富な甲殻類相が存在していました。

ただこれは東北沿岸に限ったことではなく、
他の地域でも経験していることです。
たとえば、昨年春の静岡県焼津港での夜間サンプリングでも
甲殻類はまったく採取できませんでした。

現在の東北地方の太平洋岸が特殊なのは
広いエリアで一斉に復興工事が進められていることです。
多くの海洋生物は幼生期をプランクトンとして過ごすので拡散に優れています。
なので、一つのエリアでの生物相が壊滅しても、
他のエリアから幼生が流れつくことで生物相は復活します。
ただ、工事を行うエリアがあまりにも広く、また時期も一致していると、
幼生の供給が追いつかなくなるので生物相の回復に時間がかかるのかも知れません。

とはいえ防災は大事です。
復興工事を批判する気持ちはありません。
環境保全に注力するあまり防災システムに弱点ができたのでは
なんのための復興工事なのかわかりません。
バランスが大事だと、私も思います。
本書でも書かれていますが、
新しく作られた干潟を守るために
防潮堤の位置を数十メートル陸側に移すなどの取り組みに期待しています。
美しく多様性に富んだ生態系と、
防災に強固なシステムの両方を
後世に残したいですね。

生態学が語る東日本大震災 ―自然界に何が起きたのか―
日本生態学会東北地区編 文一総合出版

2018年9月 3日 (月)

このヨコエビの種名を教えてください!


全国のヨコエビ研究者の方のお力をお貸しください!

1_15

昨年のGWに新潟県糸魚川市で採取したヨコエビです。
このヨコエビは2014年に柏崎市、2016年に長岡市で採取していたのですが、
同定できていませんでした。
詳細は下記のページをご覧ください。

http://plankton.image.coocan.jp/Crustacea3-2-1-3-1-370.html
(上のページの中で“第2触角に副鞭”とあるのは、“第1触角に副鞭”の間違いです。)

昨年の新潟サンプリングでも複数個体を採取できたので細かく解剖してみたのですが、
やはり手持ちの文献では該当種が見つからず苦戦しています。

体長5mmくらいの個体が多いですが、
抱卵している個体は1cm程度になります。
小型の個体は淡い緑色ですが、大型の個体は薄い黄緑色に見えることが多いです。
体表面に黒色、または褐色の細かな斑点があります。

2_15_1

こちらは第1触角です。
先端から3節目くらいのところが茶色になっています。
副鞭もあります。
副鞭は3節です。

3_15_2

第2触角です。

4_15_1

第1胸脚です。
底節板が前方に張り出しています。

5_15_2

第2胸脚です。
第1胸脚と第2胸脚は似たような形状、大きさです。

6_15_3

第3胸脚です。
第6節(前節)に 第7節(指節)に近いところに、
3本(4本?)の棘があります。

7_15_4

第4胸脚です。
第3脚と同じく、第6節(前節)に 第7節(指節)に近いところに、
3本の棘があります。

8_15_5

第5胸脚です。
第6節(前節)に6本の棘があります。

9_15_6

第6胸脚です。
第6節(前節)に8本?の棘があります。

10_15_7

やはり第6節(前節)に棘があります。

11_15_

第3尾肢と尾節板です。
第3尾肢は二股に分かれています。
尾節板は単葉です。

ここまでが1個体目の解剖です。
続いて2個体目になります。

12_30

写真では薄い黄色に見えますが、
目視では薄い緑色に見えたような記憶があります。
実体顕微鏡に付けているCCDカメラは色の再現性が不十分なのです・・・。

13_30

頭部の拡大画像です。
複眼は円形です。

14_30_1

第1触角です。1個体目よりも鮮明に写せています。
先端から3節目くらいのところが茶色になっています。
副鞭は3節です。

15_30_2

第2触覚です。
鞭部が柄部よりも短いです。
鞭部は5節くらいでしょうか。

16_30__2

顎脚です。
分類の役に立つことは少ないみたいですが、
一応撮影しておきました。

17_30_

大顎です。
鬚部に焦点を合わせました。

18_30_1

第1胸脚です。

19_30_2

第2胸脚です。

20_30_3

第3胸脚です。
第6節(前節)に 第7節(指節)に近いところに、
3本の棘があります。

21_30_4

第4胸脚です。
形状は第3脚とほぼ同じです。
第6節(前節)に 第7節(指節)に近いところに、
3本の棘があります。

22_30_5

第5胸脚です。
第6節(前節)に6本の棘があります。

23_30_6

第6胸脚です。
第6節(前節)に5本の棘があります。

24_30_7

第7胸脚です。
第6節(前節)に5本(6本?)の棘があります。

25_30_

尾肢と尾節板です。
一個体目よりも尾節板の形がわかりやすいです。

26_30_3
第3尾肢です。
今回解剖した中では最も小さなパーツです。

ここまでが2個体目の解剖です。
続いて3個体目になります。

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全体像です。
この個体は尾肢の解剖に失敗したのですが、
胸脚の写りが良いので掲載します。

30_25_1

第1触角です。
先端から3節目くらいのところが茶色になっています。
副鞭は3節です。

31_25_2

第2触覚です。
鞭部が柄部よりも短いです。
鞭部は6節でしょうか。

32_25_1

第1胸脚です。

33_25_2

第2胸脚です。

34_25_3

第3胸脚です。
第6節(前節)に 第7節(指節)に近いところに、
3本の棘があります。

35_25_4

第3胸脚です。
第6節(前節)に 第7節(指節)に近いところに、
3本の棘があります。

36_25_5

第5胸脚です。
第6節(前節)に5本(6本?)の棘があります。

37_25_6

第6胸脚です。
第6節(前節)に6本の棘があります。

38_25_7

第7胸脚です。
第6節(前節)に5本の棘があります。

以上が解剖の結果になります。
この情報だけで種名が分かると良いのですが・・。
種名を知りたい理由ですが、ねこのしっぽラボで現在制作中の
ヨコエビの画像集をヨコエビの図鑑に格上げするために
できるだけ分類不明種を少なくしたい、というのが理由です。

学会や何らかの発表に使いたいというのではないので、
断片的な情報でもかまいません。
情報お待ちしています。

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